ビートルズの赤盤・青盤ってなに?

MENU

ビートルズの赤盤・青盤ってなに?

ビートルズが8年の間に発表したアルバムの紹介をするのは実は簡単ではありません。

 

何故なら本国英国はもとより、アメリカ、日本、ヨーロッパ各国など、国によって異なる内容で構成されたアルバムが多数発売されているからです。

 

ですからビートルズのレコード盤コレクターは、相当膨大な量のレコードを集めてこられたのではないでしょうか。ネット上でお気に入りの音源だけを気軽にダウンロードできる今ではなかなか想像しがたいことですね。

 

でもレコード盤にはレコード盤にしかない良さがあります。特にその「ジャケットアート」には、音源をダウンロードするだけでは手に入らないプラスαの価値があり、以前はジャケット欲しさにレコードを買う人がたくさんいたものです。もちろんCDにも優れたジャケットの作品が数多くあります。

 

しかしやはりサイズが大きいレコード盤のジャケットは、特に私のようなアナログ世代にとっては懐かしさがいっぱいで、つい手に取りたくなってしまうのです。

「赤盤」「青盤」とは?

さて、ビートルズはジャケットアートに関しても印象深いアルバムをたくさん生み出しました。サイケデリックアートな「リヴォルバー(REVOLVER)」、ビートルズの最高傑作として推す人の多い「サージェントペパーズ・ロンリーハーツクラブバンド(SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND)」、レコーディングスタジオ前の横断歩道を渡る4人をそのまま撮った「アビー・ロード(ABBEY ROAD)」など、いずれもきっとどこかで見た事がある、と皆さんが思うジャケットが揃っています。

 

そんな秀逸なジャケットの中で「おや」と思わせる作品が2つあります。いや、正確には2組というべきでしょうか。それはこの2つのアルバムが2枚組だからです。

 

アルバムタイトルは「ザ・ビートルズ1962年〜1966年(The Beatles/1962-1966)と「ザ・ビートルズ1967年〜1970年(The Beatles/
1967-1970)。

 

ビートルズ解散後に発表された最初のベスト盤的なアルバムです。レコード盤での発売は1973年、CD化は1993年、2010年にはリマスター版が発売されています。この2組のアルバムは、ジャケットの色合いからそれぞれ前者が「赤盤」後者が「青盤」と呼ばれ、今日までファンに親しまれてきました。

 

ジャケット写真は赤盤も青盤も同じ所で撮られています。場所はロンドンのEMI本部。ビルの上方から手すり越しに階下を見下ろす「新旧」の4人。並び方もアングルもほぼ同じでカメラマンも同じでした。

 

「おや」と思わされるのは、4人の風貌と佇まいの違いです。写真を中心に周囲を赤い枠で囲った赤盤の4人は、マッシュルームカットでまだ初々しさの残る笑顔。

 

一方同じく写真を中心に周りを青い枠で囲った青盤の4人は、それぞれがヒゲを蓄えたり、髪が肩よりも長くなったりしていて、赤盤の頃とはまるで別人のようです。わずか数年でこれほどまで人は変わるのか、と驚かされる写真です。

 

そしてここからはそれぞれのアルバムについて紹介したいと思います。

 

ビートルズライブ時代のヒット曲を網羅した「赤盤」

1966年8月、サンフランシスコのキャンドルスティックパークでのコンサートが1962年から始まったライブバンドとしての彼らの最後の仕事になりました。

 

1963年から64年にかけての彼らは英国、アメリカでヒット曲を連発。多くのティーンエイジャー達が彼らのライブを見に押し掛け、オフステージでも彼らの追っかけをするようになり、こういう熱狂的なファンのことをマスコミは「ビートルマニア」と呼びました。

 

通称「赤盤」「ザ・ビートルズ1962年〜1966年(The Beatles/1962-1966)に収められた曲は、若い彼らが黄色い声援に包まれながらロックンロールをプレイしていた頃から、次第に内省的になっていった1966年までに発表された計26曲で構成されています。

 

曲目は以下の通り。

 

  • LOVE ME DO
  • PLEASE PLEASE ME
  • FROM ME TO YOU
  • SHE LOVES YOU
  • I WANT TO HOLD YOUR HAND 「抱きしめたい」
  • ALL MY LOVING
  • CAN'T BUY ME LOVE
  • A HARD DAY'S NIGHT「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」
  • AND I LOVE HER
  • EIGHT DAYS A WEEK
  • I FEEL FINE
  • TICKET TO RIDE「涙の乗車券」
  • YESTERDAY
  • HELP!
  • YOU’VE GOT TO HIDE YOUR LOVE AWAY「悲しみはぶっとばせ」
  • WE CAN WORK IT OUT「恋を抱きしめよう」
  • DAY TRIPPER
  • DRIVE MY CAR
  • NORWEGIAN WOOD「ノルウェーの森」
  • NOWHERE MAN「ひとりぼっちのあいつ」
  • MICHELLE
  • IN MY LIFE
  • GIRL
  • PAPERBACK WRITER
  • ELEANOR RIGBY
  • YELLOW SUBMARINE

 

ほぼリリースされた順に曲目が並んでいます。ですから、聞き進むに従ってビートルズの楽曲が少しづつ変化していくのを感じることができると思います。

 

冒頭の「ラブ・ミー・ドゥ」はシンプルなロックナンバー。とてもストレートなロックバンドという印象です。それが「ノルウェーの森」当たりから著しく変化していきます。

 

「僕は君が好き」的な歌詞と若々しいアップテンポなリズムに彩られたライブ向きの楽曲から、内省的で深みのある歌詞を持つ楽曲、単なるロックという枠では括れない楽曲が増えていくのです。

 

赤盤で私が特におススメする曲

ちなみに赤盤で私が特におススメする曲とその理由は以下の通りです。

 

ALL MY LOVING 

初期の楽曲の中では群を抜いて素晴らしいと思う曲。細かく刻まれるギターの音色が印象的で、躍動感に溢れています。

 

WE CAN WORK IT OUT「恋を抱きしめよう」

ビートルズ中期の入口的な楽曲。柔らかなイメージがあり、途中でリズムが突然三拍子に変わるなど変化に富んでいます。

 

NORWEGIAN WOOD「ノルウェーの森」

村上春樹の同名タイトル小説でも知られる楽曲。ジョージが弾くシタールの音色が異国情緒を漂わせ、歌詞も実に哲学的。

 

IN MY LIFE

ビートルズの全楽曲の中でもベスト3に入れたい、個人的に大好きな曲。何しろ歌詞が良い。途中で入るバロック調のピアノを弾いているのは、名プロデューサーのジョージ・マーティン。

中期〜後期の実験的な作品と名曲がずらりと並んだ「青盤」

個人的に私はビートルズの中期〜後期前半頃にかけての音が大好きです。もちろん初期の頃のストレートなロックも好きですし、解散直前頃の緊密な音作りも聞くたびに感動します。でもやはり最も聞くことが多いのは、この青盤の前半部分に収められた曲達なのです。

 

ライブ活動を停止し、スタジオ録音に打ち込むようになった彼らはステージでの再現不可能な、数々の実験的な曲作りを試みます。やがてグループとしての結束が弱くなり、それぞれが異なった方向に歩みだした時、ビートルズは解散となりました。

 

曲目は以下の通り。

 

  • STRAWBERRY FIELDS FOREVER
  • PENNY LANE
  • SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND
  • WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS
  • LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS
  • A DAY IN THE LIFE
  • ALL YOU NEED IS LOVE「愛こそはすべて」
  • I AM THE WALRUS
  • HELLO,GOODBYE
  • THE FOOL ON THE HILL
  • MAGICAL MYSTERY TOUR
  • LADY MADONNA
  • HEY JUDE
  • REVOLUTION
  • BACK IN THE USSR
  • WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS
  • OB-LA-DI,OB-LA-DA
  • GET BACK
  • DON’T LET ME DOWN
  • THE BALLAD OF JOHN AND YOKO「ジョンとヨーコのバラード」
  • OLD BRWON SHOE
  • HERE COMES THE SUN
  • COME TOGETHER
  • SOMETHING
  • OCTOPUS’S GARDEN
  • LET IT BE
  • ACROSS THE UNIVERSE
  • THE LONG AND WINDING ROAD

 

青盤で私が特におススメする曲

このアルバムはこれまで何回聞いたかわかりません。それほど好きな曲ばかりが並んでいて凄いと思うアルバムです。中でも特におススメなのは以下の楽曲です。

 

STRAWBERRY FIELDS FOREVER

実験的音楽の白眉。現在のMVの走りのようなイメージビデオも一見の価値あり。いつ聞いてもその独特な世界に引込まれます。

 

HEY JUDE

多分この曲を知らない人はいないのではないでしょうか。ジョンの息子ジュリアンのためにポールが作った曲だと言われています。温かさに満ちあふれた、これぞ名曲と言いたい曲。

 

SOMETHING

ジョージが作詞作曲した名作。たくさんのアーティストにカバーされ、今なお愛されています。ジョージの魂の純粋さが感じられる愛の歌。

 

WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS

リンゴがボーカルを取った曲。アルバムSGT.PEPPER’S収録曲で、リンゴの温和な「人となり」がそのまま歌になったように感じ。聞いていると幸せな気分になれます。

シェアお願いします♪

もしこの記事があなたの役にたった!と感じたら下記SNSのボタンをクリックしていただけますでしょうか?ブログをよりよいものにしていくための参考にさせて頂きます。


【スポンサード リンク】

関連ページ

ザ・ビートルズ・クラブってなに?
私はビートルズファン歴約40年、日本の公認ビートルズファンクラブに所属していたこともある熱狂的なビートルズファンです。このサイトはビートルズに関するトリビアやランキングなどを独自視点でまとめたサイトです。是非、楽しんで行ってくださいね〜
ブラックバードってどんな曲?
私はビートルズファン歴約40年、日本の公認ビートルズファンクラブに所属していたこともある熱狂的なビートルズファンです。このサイトはビートルズに関するトリビアやランキングなどを独自視点でまとめたサイトです。是非、楽しんで行ってくださいね〜
ビートルズが出た映画ってどんなのがある?
私はビートルズファン歴約40年、日本の公認ビートルズファンクラブに所属していたこともある熱狂的なビートルズファンです。このサイトはビートルズに関するトリビアやランキングなどを独自視点でまとめたサイトです。是非、楽しんで行ってくださいね〜
ビートルズのホワイトアルバムって?
私はビートルズファン歴約40年、日本の公認ビートルズファンクラブに所属していたこともある熱狂的なビートルズファンです。このサイトはビートルズに関するトリビアやランキングなどを独自視点でまとめたサイトです。是非、楽しんで行ってくださいね〜
ビートルズって2chでどんな風に語られてる?
私はビートルズファン歴約40年、日本の公認ビートルズファンクラブに所属していたこともある熱狂的なビートルズファンです。このサイトはビートルズに関するトリビアやランキングなどを独自視点でまとめたサイトです。是非、楽しんで行ってくださいね〜
ビートルズの日本公演っていつあったの?これからの予定は?
私はビートルズファン歴約40年、日本の公認ビートルズファンクラブに所属していたこともある熱狂的なビートルズファンです。このサイトはビートルズに関するトリビアやランキングなどを独自視点でまとめたサイトです。是非、楽しんで行ってくださいね〜